書き味のたまらない赤ペン「uni-ball AIR MICRO」を体感してほしい。

ペン。

ひとり一本は必ず持っているといっても過言ではない代物。
英語の教科書には「ディス イズ ア ペン」と必ず載っているほど身近なもの(ただし実際にThis is a Pen. などと言うことは、一生ない)。

ライター・編集者として毎日のようにペンと接しているぼくは、とりわけ赤ペンを多用します。
書類、手帖、書籍などに書き込みをしても、他の文字から浮いて(大抵の印刷物は黒系で印字されている)パッと目に飛び込んでくるからです。

また、書き味を気にします。
みなさんは、ペンにはどんなこだわりがありますか。
そして「uni-ball AIR MICRO」のことを知っていますか。

 

空気のような軽い書き味

「空気のような軽い書き味」この見出しは、三菱鉛筆株式会社のホームページから拝借しております。「絹のような」とか「滑らかな」とか、別の表現も考えて見ましたがこれ以上の表現が見つからず。素直に借りることにしました。

uni-ball AIR MICROは本当に、空気のようにかるーく書けるんです。
使えばすぐにわかります。

とにかくこの書き味を体感してほしくて、紹介することにしました。
先ほどもチラッと言いましたが、ぼくが書き味を追求するようになったのは、仕事柄ペンを多用するからです。

たくさん文字を書くようになると、腕の疲労が気になるようになり、書き味を追求するようになりました。心地よい刺激でないと、腕が疲れるんです。

別の言い方をするならば、毎日食べるならおいしい食べ物がいいとか、住む土地の空気は美味しいほうがいいという感じでしょうか。

頻繁に移動することにあるていど耐えられてかつ書き心地もよいというペンを求めています。赤ペンを探す旅です。

ちなみにパイロット社の「カクノ」という万年筆はなかなかよかったんですが、持ち運んでいる最中にインクが漏れたりキャップが割れたりして使用しなくなりました。

そうして出会ったのが、uni-ball AIR MICROです。
「書く」というよりも「書き味を摂取する」という感覚に近いかもしれません。

 

書き味を油性ペンと比較してみた

百聞は一見にしかず、ということで油性の赤ペンと同時に書いて比べてみました。
比較に用いたのは「uni JETSTREAM(ジェットストリーム)(0.38mm)」です。
わたくしの赤ペン番付では第3位くらいに位置しています。

ご覧になった方は、びっくりしたでしょう。
uni-ball AIR MICROは、手に置くだけでスーッと線が引けるんです。
iPhoneを片手に動画撮影をしたので右手の動きもぎこちなく下手くそですが、それがまたリアルなんじゃないかということでご勘弁をm(__)m

これでも、何回か撮影し直したんです。

 

書き味を実現するのは、ペン先のソフトカバー

さて話題uni-ball AIRに戻します。
空気のように軽い書き味の秘密は、ペン先にありました。

■ 一人一人の筆記スタイルになじむソフトカバー

ソフトカバーは樹脂製のため、従来の金属チップよりも、使い込むほど一人一人の書き癖に合う形状になじんでいきます。
左利きでも右利きでも、様々な持ち方に対応いたします。
(引用元:「三菱鉛筆株式会社」https://www.mpuni.co.jp/ )

開発元が明らかにしているように、ペン先が樹脂になっていることが大きなポイントなんですね。金属の場合だとどうしても紙をひっかくような感じがあるのですが、それが無い。

だからこそ、心地よくスーッと書ける。ぼくの手はこの「スーッ」を摂取することを求めていたんですね。ああ、想像しただけでもう気持ちいい。

 

その他、使用してみた赤ペンのレビュー

せっかくなので、他の赤ペンのレビューも併わせて紹介します。
自分に合いそうなペンに出会えるといいですね。

ここまでは書き味に注目していましたが、ペンの太さは0.38mmがいちばん好きです。
印刷用紙の隅っこにちょこっとメモをしたり、本にメモ書きをしたりしても、文字が潰れることなく読み取れるためです。

0.5以上のペンって、太すぎて使いづらくないですか。
なぜあんなに太いものばかり流通しているのか、不思議だなあと思っています。

原稿用紙が基準なのかなあ。

 

ノック式の赤ペン

Juice(ジュース)

パイロット社のJuice(ジュース)は、発色が好きで使っていました。他の赤ペンと比較するとパステル調で、目に入る感じがパアッと明るいのが特徴です。女性受けが良さそうです。

またクリップも地味に便利で好感がもてます。10万回挟んでも壊れない仕様だそうです。

uni JETSTREAM(ジェットストリーム)

uni JETSTREAM(ジェットストリーム)は、比較的サラサラと書けて、かつ色が濃いことが特徴です。気になっているのはノックのスプリングがちょっと強いこと。もう少し弱くてもいいんじゃないかな、と思っています。

サラサクリップ(0.4mm)

サラサクリップは、uni-ball AIR MICROの次に書き味が好きです。
けっこう厚手のボードも挟めるクリップは使い勝手が二重丸です。

 

キャップ式の赤ペン

Hi-TEC-C (ハイテックC)

2012年にグッドデザイン賞を受賞しているそうです。
ペン先のボール径0.25mmまであるので、超極細を求める人に向いてます。

書き味の点でいえば、紙をひっかくような感じと、グリップが無く滑りやすいことがマイナスポイントでした。そこを気にしなかったり、引っ掛かりが好きだったりする方には人気なのだと思います。

uni-ball Signo(シグノ)

これといった不満もなく、うおお!っと感動することもなく(こんなレビューは開発者には失礼かもしれませんが、正直な感想です)。万人受けしそうです。

。。。

以上、uni-ball AIR MICROの紹介と赤ペンのレビューでした。
書き味を摂取する感覚、ぜひいちど味わってみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

編集者。メディアづくり・チームづくり・コーチング(編集の)が得意。生きづらさを市場化すべく試行錯誤中。薬を飲むの苦手、手数の多い単純作業苦手、声の大きい人苦手、飲み会苦手。根性叩き直し中。目標はリオネル・滅私。