Googleしごと検索に求人記事を掲載する方法をまとめました。
「求人記事を公開しているが思うように応募が来ない。まずは露出回数を増やしたい」という方向けの記事です。
掲載にはマークアップとサイトマップ送信が必要
Googleしごと検索への求人掲載は、大きく分けて下記の2ステップで可能です。
- 求人ページを構造化マークアップする
- XMLサイトマップを送信する
構造化マークアップとは
マークアップとは、簡単にいえば「目立たせること」です。
イメージしやすい例としては、教科書や書籍、書類にアンダーラインを引くことが挙げられます。強調したい情報を目立たせるために赤ペンや蛍光ペンで線を引きますよね。あれと似た感じです。
Googleしごと検索における構造化マークアップは、「いま表示しているページは求人ページですよ」と機械に判別してもらうための施策です。
HTML文書内に、JSON-LDという形式のちょっと特殊なコードを書く必要があります。コードの仕様は公式サイト(構造化データタイプの定義)にて確認できます。
実装方法の例は下記の記事にて解説しています。
googleしごと検索をWordPressに実装した【ソースコード有り】
XMLサイトマップ送信とは
Googleに、Webサイトの中身を知らせることです。
求人ページや求人サイトを作成しても、その存在を認知してもらえない限りは掲載されません。
認知をしてもらうには、Googleの提供する「Googlebot」というロボットに訪問してもらう必要があります(公式サイトによれば巡回ロボットは色々あるようです)。
「このようなサイトを公開しておりますから訪問してくださいね」というお知らせがXMLサイトマップ送信だと思えば理解しやすいと思います。
設定や送信の詳しい方法は『バズ部』の解説がわかりやすいです。
▼バズ部の解説記事
Google XML Sitemapsの設定方法|バズ部
早く掲載するにはindexingAPIが便利
求人ページ(や求人サイト)は、内容に変更があったりクローズしたり際に即座に反映してほしいですよね。それを実現するために、GoogleはindexingAPIの利用を推奨しています。
indexingAPIというのは「インデックス申請をするめたの手続きがまとめられたプログラム」です。このプログラムを用いると「この求人ページをクロールしなさい」といった指示をGooglebotに出せます。
XMLサイトマップを送信するよりも早くクロールしてもらえるため、新規追加・更新・削除などの変更をすぐに反映させることができます。
GoogleがindexingAPIの利用を推奨する理由も「求人情報の公開や変更は即座に反映されるべき」という考えが由来だそうです。
利用方法は下記の記事で解説しています。
Google しごと検索のindexingAPI利用を自動化した【ソースコード有】
まとめ
手順のイメージはできたでしょうか。
求人ページ(求人サイト)に、
- JSON-LDという特殊なコードを追加する
- サイトマップを送信して存在を認知してもらう
という順番です。加えてindexingAPIの利用ができればベストです(掲載されるための必須項目ではない)。
大きく分けると2ステップですが、実作業じたいは4〜5時間はかかるかもしれません。エラーの解消なども含めるともう少し必要だと思います。
最後に、記事内に紹介した参考ページをまとめておいておきます。上から順番に見ていくことで、掲載に必要な手続きが理解できるはずです。
▼マークアップの仕様確認
構造化データタイプの定義|Google公式
▼XMLサイトマップの送信
Google XML Sitemapsの設定方法|バズ部
▼実装方法の例
googleしごと検索をWordPressに実装した【ソースコード有り】
▼indexingAPIの実装例
Google しごと検索のindexingAPI利用を自動化した【ソースコード有】