ゲストハウス生活は、矢の如く過ぎていく。

どーも、えーたです。

ゲストハウスで過ごすのも、あともう半月くらい。
いやはや、時の流れは早いものです。

なにがあったかな。最初の方は、松本の街を巡ってゲストに紹介できるようにしてたっけ。

あとはライティングができるかどうかけっこう不安で必死になってやっていたな。

週に1本書くのにひーひー言っていたのが、今では3〜4本書くようになったもんな。

しかも1本は5000字。と思うと、けっこう成長したのじゃないかしら。ふふふ。

こうやって、地味に積み重ねていくものって、けっこう強いんですよね。
学生時代にたこ焼き屋でアルバイトしていた経験、いまめちゃくちゃ活きてるからね。

これは本当に驚いている。こんなことになるなんて想像もしなかった。
毎週、ゲストハウスでたこ焼きを振る舞っているからね笑。しかも、研究しながら。

この間まではかつおと昆布の出汁で生地を作っていたんだけど、最近はかつおと煮干しにしてみた。煮干しの臭みがうつらないようにすることが大事で、昆布よりも煮干しの方がパンチがやや強い。

とまぁいろいろやってきたわけですが、

総じてまとめると、ライティングスキルと、街案内スキル(主に喫茶店)が上がったんじゃないかな。
とくに待ち案内に関しては、一皮むけた感がある。今まで興味なかった方向も、紹介できるようになったから。

自分はオーソドックスなまち歩きはあまる興味が無くて、小さい路地とかを巡るのが好きだった。
例えば松本では、松本城にいくよりも、小道にひっそりと営業している喫茶店をさがすとか、古着屋をまわるとか。
そういったまち歩きが好き。オーソドックスなところは人が多いし、商業施設っぽさが醸し出されていて面白くない。

しかし最近は、オーソドックスなまち歩きの楽しさもわかってきた。
ひとつを見るのではなくて、つながりを見るのがとても楽しいことがわかった。

例えば、松本城−はかり資料館−高橋家住宅といったコースは、当時の営みや価値観をかいま見ることができる。
松本城が黒いのは、豊臣秀吉に忠誠を誓って大坂城の色(昔は黒かった)を真似たのが理由。
高橋家住宅に行くと、身分によって住めるお家の「型」があったことがわかる。

お城に天守閣を設けるのは、権力の象徴といった側面があるが、
それが住宅にも表れていることから、当時、身分によって持っていいものが制限されていたことを肌で感じられた。

武家のお家はお庭があったり敷地が大きかったりする。また、縁側の雰囲気もゆったりとしていて、
ゆったりとした時間を嗜むのが、当時の贅沢であったのでは、なんて考えたりもする。

ものづくりや音楽、小説などでもそうだが、建物も感情を反映するのではないかと思う。

複数みることで、なんとなくつながりを感じ、当時の価値観、そこに居た人の感情を感じ取ることが、
オーソドックスな観光ルートの楽しみ方なんじゃないかなぁ。

ひとつひとつの見応えは大したこと無くても、
つながりを見つけていくことでだんだんと楽しくなってくる。

ABOUTこの記事をかいた人

編集者。メディアづくり・チームづくり・コーチング(編集の)が得意。生きづらさを市場化すべく試行錯誤中。薬を飲むの苦手、手数の多い単純作業苦手、声の大きい人苦手、飲み会苦手。根性叩き直し中。目標はリオネル・滅私。