現代はスマートフォンの普及によって、誰もがインターネットに接続できるようになりました。SNSの到来も相まって、WEB上に情報がどんどんと蓄積されていく。油断するとあっという間に溺れてしまう、情報爆発社会です。
昨今、コミュニケーションツールが電話からメールやチャット(つまり音声→テキスト)に変わってきています。IT系ではその動きがとくに顕著です。
そのような社会では、伝わりやすい文章が書けないことはハンデであり、広く見れば社会の損失(コミュニケーション・コストの増大)につながると思っています。
この問題解決には個々人が「読み書きの基礎を鍛えること」が欠かせないのですが、勉強をしようにも「どこから手を付けたらよいのかわかりにくい」という新たな問題が生じます。
これは読み書きを生業としている自分自身が直面した問題でもあります。そこで自分の不足や鍛えるべき方向性を見いだせる、土台作りのための講座を考えました。
これは持論ですが、読めない・書けないと感じるのは、読みの仕組み・書くプロセスを知らないことが主な原因です。
本講座では読み書きの基礎を「読解力」「想像力」「構成編集力」とに分けて、それぞれを鍛えるためのレッスンを用意しています。狙いをまとめると下記の通りです。
意味の違いを感じ取る…書き手に対する読みを鍛える
読み手の心を想像する…読み手に対する読みを鍛える
型を使って書いてみる…構成編集力を鍛える
この講座は、自身がライター初心者のころの「読み書きの基礎がわからない」という悩みと、これまでのライティング・編集・指導(コーチング)経験に基づいて考えたもの。
「わからない」という気持ちに寄り添いながら、情報爆発社会という時代性も加味した内容となっています。
正直にいえば、私よりも文章が達者な方はたくさんいらっしゃいます。しかし時代が求めているのは達者な文章ではなく、他者にわかりやすく伝える文章。
巷でよくいわれる「とにかく書け」という方法も間違いではないのですが、やや乱暴に思います。
読むとはどういうことなのか、書くとはどういうことなのか。この点があまり語られておらず、ゆえに「自分の現在地がわからない」「何をしたらいいのかわからない」という問題が起こっていると捉えています。
この講座を通して、文章に苦手意識のある方の「迷いを減らす手助け」をしたいと思っています。
特別な才能は必要ありません。
自分の凸凹に出会ってみませんか。
講座の流れ
講座は以下の3ステップで進行します。
1|週に2〜3の課題がメールで届く
2|締切日までに回答メールを送信する
3|講師から回答へのコメントが届く(3日以内)
課題への取り組みとコメントを通じて、読み・書きの全体像を把握していく仕組みになっています。
応募期間など
応募締め切り|2019年11月27日(水)
開講期間 |12月1日(日)〜12月31日(火)
定員 |8名
受講資格 |学ぶ意欲のある方ならどなたでも
受講料 |8,000円(税込み)