「旅、ときどき仕事」という企画。

新潟ではまだ寒さの残る3月21日、わたくし佐藤英太は、古性のっちさんの「旅、ときどき仕事」という企画に混ざるべく、羽田空港から南国宮古島へと旅立ちました。びゅーん。

滞在は3月27日まで。

結果から言うと、ぼくにとっては、かけがえのない「旅、ときどき仕事」となりました。宮古島を離れて10日以上経過しましたが、そこにある自然や出会った人たちから受け取ったものはたくさんあって、まだまだ言語化には時間がかかりそうです。

いや時間をかけて梳いていきたい、かな。

参加のきっかけ

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どんな企画か説明する前に(そもそも主催者ではありませんが)、参加したきっかけを少し。ぼくが参加したきっかけは、友人のFacebook投稿。

「行きたい!」という感じのコメント付きで、のっちさんのnote『旅、ときどき仕事 その1』沖縄・宮古島で一緒に旅×仕事しませんか?(3/19~25)がシェアされていました。

で、3月は割と都合がつけやすかったので、応募してみました。

はっきり言って、ノリです。けっこうな人数の方が応募されていたらしく、選んでいただけたのはラッキーでした。のっちさん、ありがとう。

そして、タイにいけなくてごめんなさい。

参加メンバー紹介

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つづいてメンバー紹介。今回集まったのは、ほぼ全員がフリーランス。ぼくが受けた印象と、ブログ等がある方はそちらを添えて。出会いに愛を込めて、敬称略させていただきます。

まずは主催者の、のっち。旅、ときどき仕事を企画した主な理由は、次の3つ。

  • 旅に出たいから
  • 同じように働いている人たちの話をもっと聞いてみたい
  • フリーランスが働きやすい環境があるから

「こけしと、狐に似てるってよく言われます」と言っていたのを覚えています。記事で見る印象よりも、実際のほうが女の子っぽかったです。

やってみたいことがあれば誰かを巻き込む。これを呼吸をするようにできる人、でしょうか。いや、何も考えずにやってはいないはずなんですが、自然体でやっている感じでした。

そんなのっちに巻き込まれた? 協力者が以下の2社。宮古島滞在中の寮とサテライトオフィスを提供してくださいました。

タービンインタラクティブさんと、
Re:charge(リチャージ)さん。

そして宮古島市は「エコアイランド宣言」をしていて、自然環境を変えてしまう建設業や製造業よりも、影響が小さく、距離に関係ないIT企業を歓迎しているそうです。行政がパックアップしてくれているなんて、なんと心強いことか。

 

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オフィスから見える風景。青々です。仕事の疲れなんか吹っ飛びます。

では残りのメンバー紹介です。

ライター

真崎

ブログを読むと、自分と社会との接点を模索して、徹底的に掘り下げて、研究して、その記録を淡々と語る人、という印象です。アクティブです。

なかりほ

そんな真崎のブログを密かに読みふけり、ついに宮古島で初対面を果たした人。フリーランスになったのはつい最近とのことで、これからの生活が楽しみ。

ルリ子

新潟を拠点に活動するライター。ぼくも新潟が拠点なのですが、宮古島で初めましてのご挨拶。旅をすればするほど宮古島と参加メンバーを大好きに。元コーダという鬼に金棒の組み合わせ。

デザイナー

てるちゃん

沖縄出身の破天荒。デザイナー兼スタイリスト。宮古島は台風の通り道、という話を聞いた時、なぜかてるちゃんの顔が浮かびました。ぼくの脳内では台風とてるちゃんがリンクしてます。二日酔いでシュノーケリングに挑戦するほどの胆力をもつ。でも、案外に冷静。

ディレクター

ともみ(あねご)

「つなぐひと」という肩書きをもつ姉御肌。仕事はディレクションが多め。宮古島で、てるちゃんと意気投合。2人の間柄は、わずか1日で1年間くらい付き合ったかのように親密になる。ぼくが2人に初めて会ったとき、5年来の仲間かと勘違いしました。

カメラマン

つるたま

寡黙なWebライター兼カメラマン。たぶん、中身はすごくお茶目。旅中はあんまり言葉を交わせずに残念。

羽田
アウトドアメディア「HYAKKEI」の編集長。もともとはWeb広告のコンサルタントをしていたため、マーケティングに強みあり。そして受注側の辛さを痛いほど知る、心優しい編集者。キャンプ好き。

 

と、メンパー紹介で結構なボリュームになってしまいました。それくらい濃ゆいメンバーがあつまった、ということですね。

みんなマイペースな自由人でした。いちばんマイペースだったのは、多分のっち。

「旅、ときどき仕事」という企画タイトル

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今度は企画タイトルについて考えていきます。名前っていうのは、とっても大事なんです。生涯のうちに最後まで忘れない名前は、おそらく自分の名前でしょう。

名前には、いろいろな情報が宿ります。生まれた時のあなたの名前と今とでは、名前の持つ情報は違っているはずです。

生まれた時は、きっと、親の愛が込められているはず。何ヶ月かすると首が座って、ハイハイができるようになる。今度は、二本足で立ち上がれるようになる。

これと同じように、名前も育っていくんです。植物に喩えるなら、芽が出て、栄養を吸収してやがて蕾になって花が咲いて、種を落とす。

次世代の新たな生命が生まれるわけですね。

いまのあなたの名前には、一体どれくらいの栄養が蓄積されているでしょう。

 

「旅」について

タイトルは「旅、ときどき仕事」。ということで、まずは旅のことを考えてみました。

旅・・・遠くへ出行すること。古くは山や川の神を祭るため、あるいは分社を祭る時に旅をした(白川静「常用字解」第二版より一部を引用)。

漢字の成り立ちまで触れていくとマニアックすぎる気がするので割愛します。気になる方は「常用字解」を読んでみてください。この本まじで面白いので。

辞書的な「旅」は遠くへ出行することを意味しているんですね。本州にすむ人間にとって、宮古島へ行くことはまさに旅。

さて今度は、のっちの募集記事から旅を別の言葉にしているっぽい部分を引用してみました。

同じ場所にとどまらずに、短い時は3日、長い時は10日ほどで移動を繰り返しながら仕事するスタイルは予想以上に、今後の生き方や「仕事」に対する意識に、大きなインパクトを与えてくれました。

もっともっとこんな風に、旅をしながら仕事をする人が増えたら、世の中もっと優しく、視野が広く、そして自分の国のことを考える人が増えるんじゃないかなあと、ぼんやりぼんやり、思っています。

のっちは世界のアチラコチラを旅する過程で、
旅をしながら仕事をする人が増えたら、視野が広がって、世の中に「優しくて」「自分の国のことを考える」人が増えるんじゃないかと、肌で感じたわけですね。

今回の企画タイトルには、世の中にもっと優しい人が増えてほしい、自分の国のことを考える人が増えてほしい、こんな願いも込められているのだと思います。

旅は、人の視野を広げる(視野が広がると、自分の国のことを考える)
旅は、人を優しくする。

旅(ときどき仕事)をする人が増えれば、世の中には優しい人が増えるかも?という半ば実験的な試みかもしれませんね。

 

「仕事」について

仕事は、集まったメンバーをもとに考えてみようかと思います。今回の企画で、いちばん多く集まったのはライターでした。たぶん、主催者ののっちがライターだからでしょう。

他のメンバーは、編集者、カメラマン、デザイナー、ディレクター。これらはきっと、旅と相性の良い仕事。大雑把に分類すると、全部がクリエイティブ系の職種。ディレクションだって、それ次第で結果が大きく左右されるんだから超クリエイティブでしょ。

コンピュータとインターネット環境(とカメラ)さえあれば、場所はどこだっていい。むしろ旅をしてたっぷりと刺激を受けた方が、仕事のパフォーマンスがあがるかもしれない。

だから「ときどき」仕事なんですね。クリエイティブ系の職種は、ずーっと仕事ばかりしていてはダメ。だんだんクリエイティブじゃなくなってくる。

だから「旅、ときどき仕事」。

のっちの願いが込められた、そして彼女自身が目指し実践するライフスタイル。きっと飽きるまでやり続けるでしょうな。

ぼくもときどき、あやかりたいと思います。

 

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I saw the other side of the earth.

ABOUTこの記事をかいた人

編集者。メディアづくり・チームづくり・コーチング(編集の)が得意。生きづらさを市場化すべく試行錯誤中。薬を飲むの苦手、手数の多い単純作業苦手、声の大きい人苦手、飲み会苦手。根性叩き直し中。目標はリオネル・滅私。