ゲストハウスってこんなところ【初心者向け】【元スタッフが解説】

「ゲストハウスに興味があるけど、いきなり宿泊する勇気がない…」という方向けに、元スタッフがゲストハウスの特徴と楽しみ方と注意事項を解説します。

▼筆者のゲストハウススタッフ歴▼

長野県の「カンデラゲストハウス」で4ヶ月(7月〜10月)
高知県の「かつおゲストハウス」で3ヶ月(1月〜3月)

ゲストハウスの特徴

ゲストハウスは一言でいえば「旅人向けの宿泊施設」です。
特徴は以下の2つ。

  • 部屋は相部屋で風呂トイレ共用
  • 宿泊費が格安(2500円~4000円)
  • 他の旅人と交流できる

ひとつの部屋に2段ベッドがいくつか置いてあり、相部屋で宿泊することで宿泊費を抑える仕様になっています。ビジネスホテルや旅館には朝食やベッドメイキング等のサービスがありますが、それもありません。

寝床・トイレ・シャワーといった必要最低限の機能が用意されている、という風に考えるとイメージしやすいかと思います。

また大抵の宿にはリビングルームのような空間があるため、旅人同士の交流が可能です。今までしてきた旅の話をしたり、ときには人生相談のような深い話をしたり、いろいろです。

旅での出会いは面白いです。
ゲストハウスで出会って今でも付き合いが続く友人ができることも
(ぼくにもかれこれ7年くらい付き合いが続く友人がいます)。

旅人は優しい

「旅人が宿泊するって、初心者には厳しいんじゃ…」と思うかもしれませんが、問題ありません。なぜかというと、旅には初心者とか玄人とか関係ないからです。

これは偏見かもしれませんが、旅人は基本的に優しい人が多いように思います。
見知らぬ土地で自分の弱さを痛感したり、現地の人々に助けてもらって優しさに触れられるからでしょうか。

「自分の常識は外では非常識」ということを深いレベルで理解しているのかもしれません。なので気軽に宿泊・交流したらいい、というのが持論です。

新卒でドイツに就職して2年くらい働いた後にブラジルで学校の先生をした人がいたり、3ヶ月のリゾートバイト(激務)をこなして残りの9ヶ月は旅をしている人がいたり(それを5年間続けている)、一生分の資金を稼ぎ切ったからひとまず旅をしている、という人がいたり、本当に人生いろいろだなと学べます。

英語の実戦練習にもなります。

お気に入りのゲストハウスを見つける

ゲストハウスに宿泊する際は「お気に入りの宿を見つける」というスタンスでいると楽しくなってきます。ゲストハウスは個人経営をしているところが多く、宿にはオーナーの色が表れるからです

本当に寝床だけ用意しているようなところもあれば、旅人同士の交流に重きを置くところ、地域の人と旅人の交流点のように機能させようとしているところもあります。

旅をしていると合う合わないもでてくると思いますが、
「お気に入りの宿を見つける旅だ」と思えば楽しめると思います。
同じ宿に何度も宿泊していると故郷ができた気分になってきます。

貴重品の管理に注意

最後に注意事項です。
ゲストハウスに宿泊する際は、貴重品の管理に気をつけましょう。

特にケータイ・財布のように、サイズが小さいものは注意です。
スタッフをしていた宿で財布を盗まれた事例に遭遇したことがあります。
その人はカバンの上に財布を置いておき、数分その場を離れた間に盗まれたようでした。

貴重品を守る際は、宿に設置されている貴重品ロッカーを使用するか、
肌身離さず持ち歩くようにしましょう。

(ぼくは貴重品ロッカーには、パソコンやカメラ等の枕元に起きにくいモノを入れていました)。

余談ですが海外では、ロッカーにいれたらアカンというパターンもあるようです。

まとめ

ゲストハウスのイメージは掴めましたか。最初は緊張しますが、そのうち旅人との交流が楽しくなってくると思います。

あまり深く考え過ぎず、とりあえず泊まってみるくらいの構えで十分ですよ。
勢いが大事です(笑)

ABOUTこの記事をかいた人

編集者。メディアづくり・チームづくり・コーチング(編集の)が得意。生きづらさを市場化すべく試行錯誤中。薬を飲むの苦手、手数の多い単純作業苦手、声の大きい人苦手、飲み会苦手。根性叩き直し中。目標はリオネル・滅私。