ノルウェーのワーキングホリデービザの取得手続きまとめ【ひとりで完了できる】

Norway

ノルウェーにワーキングホリデーを利用して渡航しています(2022年7月時点)。

申請の手続きや費用がどれくらい必要になるか分かりにくかったため、自分の記録用も兼ねて手続きを残しておきました。

  • 予算
  • 手続き
  • 注意点

の3つに配慮し詳しく書くように心がけました。

UDIに登録する

申請はUDIというサイトから行います。

画面にある「Want to apply」をクリック

citizen of japanを選択

Workを選択しその中から「Exchange programmes, cultrure and organisational work」を選択します。ここがちょっと分かりづらいです。

そのなかに「Working holiday for young adults from Japan」という選択肢があるのでそれを選びます。

How to apply をクリックし、案内にしたがって項目をうめましょう(英語 or ノルウェー語を選べます)。

全部の入力を終えたら登録料(申請料かな)を支払います(5400NOK=約67,000円(2019年12月時点))。これでオンライン申請は完了です。

この手続きが完了するとUDIからメールが届きますので、その案内にしたがって次のステップに進みます。

書類を用意する

オンライン申請のあとは、VFS Globalのサイトで予約をして申請センターへ行くのですが、指定されている書類を揃える必要があります(そしてこれがイチバン面倒です)。

以下、実際に用意したものの一覧です。

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  1. パスポート原本
  2. パスポートのコピー(顔写真があるもの、使用済みページ)
  3. UDIに登録した際のカバーレター(サイン済みのもの)
  4. パスポートサイズの顔写真(45mm×35mm(ふちなし))
  5. 31902NOK(40万円弱)を超える英文残高証明
  6.  ※ゆうちょが即日発行可能で楽チン(※前日ぶんが最新データになるので、振り込み→即日発行はできない)

  7. 医療保険に加入済みの証明書(滞在期間の全部をカバーしているもの)
  8. tabiho@がイチバンカスタマイズができたし、安かった。

  9. 滞在先が確認できるもの(ホテルの予約でOK)
  10. 健康診断書(英訳)
  11. 5,000円ちょっとかかった

  12. 住民票の英訳(申請者が日本国外に在住している場合に必要、らしい
  13. オンラインレシート
  14. ↑UDIチェックリストには掲載されていないので注意

  15. 現金(サービス料金3743円と審査所への郵送料7965円)
  16. ※パスポートの返却を郵送でお願いする場合は1,980円を加えて用意

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書類の発行にかかる期日

書類を揃えるにあたって注意したいのは、発行の可否や発行にかかる期間。特に健康診断書は最寄りの病院が対応不可能な場合もありますので早めに取り掛かる必要があります。

私の場合は即日に発行してもらえました。身長・体重・血圧とお医者さんの問診結果を記載していただくだけだったので、直ぐに作成できたのかもしれません(2週間~1ヶ月ていどかかる病院もあるようです)。

※記載項目は特に指定がなかったため、最低限の項目のみ記載すればいいかなと上記の項目にしました(申請が通らなかったらダメですが、無事に通りました)。

書類の英訳について

揃える書類はすべてノルウェー語もしくは英語にする必要があります。が、私の住む地域の市役所では住民票の英訳サービスを行っていませんでした(というか市役所じたいにそのサービスが無いかもしれません)。

自分で翻訳しても大丈夫かとVFSに問い合わせをしたところ「ダメです」(第三者が翻訳をしたものでないとダメ)と言われ、翻訳機関を探すことに。

余談ですが、このときのスタッフの方の対応が塩対応で悲しい気持ちになりました(会話が終了した瞬間に受話器をガチャっと(強め)置かれました)。1回だけでなく、2回です。たまたま機嫌が悪かったのかもしれませんが。

英訳に関しては、クマザサさんにお願いをしました。料金は4000円で、依頼した2日後届いたのでとても助かりました(正午までに依頼すると翌営業日に発送してくださるそうです)。

費用について

費用合計…283,238円

└内訳
  └UDI登録料 …5400NOK=約67,000
  └航空券   …68,852円(東京→オスロ片道)
  └ホテル代  …5,768円(2泊)
  └医療保険  …118,330円 (変更後→125,200円)
  └健康診断書 …5,368円
  └英文残高証明…520円
  └住民票   …300円

医療保険について

必要最低限の保障は病気と損害賠償だろうということで、
そのオプションが可能な「tabiho(たびほ)」という保険を選びました。

費用もコチラがいちばん安かったです。
携行品損害などはクレジットカードに付帯する保険で対応予定です。

VFS Global(東京)へいく

VFS Globalの事務所へ出向いて書類の提出をします(※予約は必須です)。

面接日の前日に、予約時間と持ちものが記載されているメールが届くので再確認をします。

注意したいのは下記の2点。

  • オンラインレシート
  • ↑UDIチェックリストには掲載されていないので注意

  • 現金(サービス料金3743円と審査所への郵送料7965円)
  • ※パスポートの返却を郵送でお願いする場合は1,980円を加えて用意。
    15,000円あれば間に合います。2万円あれば安心。

––––

先の一覧にも掲載しましたが、
このふたつはUDIのチェックリストには掲載されていません。

現金はコンビニかどこかでおろせますが、オンラインレシートはデータがないと印刷ができません。地方から東京に(前泊して)申請する人は事前に印刷しておきましょう。

私はスマホ→コンビニプリントを利用して間に合わせました
(今の時代ならとくに問題ないかもしれませんね)。

移動の都合があるので3日前くらいにメールを貰えるほうがありがたいな、、と少し思いました。

当日

時間を間違えないようにしましょう。入り口のピンポンを押すとなかに案内をしてくださるので、あとは言われた通りにするだけです。

覚えている限りの流れを書くと

  1. 所要時間は30分~1時間くらい
  2. ピンポンを押すと中へ案内してくれる
  3. 椅子に座って呼ばれるまで待機
  4. 書類提出&パスポートと顔の照合
  5. 書類チェック
  6. パスポートと書類を預けて、データ入力が終わるまで待機(15分くらい)
  7. お会計をして終了

概ねこのような感じでした。
書類に問題がなければ長くても1時間で終わると思います。

色々なブログを漁ってみた感じだいたい1ヶ月くらいで申請が降りるようなのですが、「3ヶ月くらいかかる」と言われました。UDIのページにもそう書かれています。

2019年1月30日から申請先がVFSノルウェー申請センターに変更されたようなので、その都合で遅くなっているのかもしれません。

UDIのサイトにもお待たせして申し訳ございません、という旨の文章が書かれていました。もともとは駐日ノルウェー大使館への申請だったようです。

VFSノルウェー申請センター→在北京ノルウェー大使館→UDIという順番で送られるので、経由する箇所が増えて時間がかかるようになったのかもしれません。

アジア圏のノルウェーワーホリ申請はぜんぶ北京に集めるのでしょうか。

申請後~許可が降りるまで

Visa Application Updateというタイトルの進捗状況がメールが届きます。

「UDIに届いたよ」
「あなたの生年月日を登録したよ」

という旨のメールが現時点(2020年1月末)で届いてるので、何段階かに分けて届くようです。

あとは許可がおりるまで待つのみ…(これが地味に辛かったです

申請が通るとUDIから「You have been granted a residence permit」と書かれたメールが届きます(届きました)。滞在許可が降りた旨の通知です。

続いてVFSから「パスポートが戻ってきましたよ」というメールが届きます(郵送サービスを利用した場合は1~2日でパスポートが戻ってきます)。

ちなみにこのような封をされたものが届きました。

パスポートと、渡航前にやるべきことが書かれた書類とが入っていました。いよいよ渡航可能な状態になるわけですね。

12月20日に申請をして2月20日にパスポートが戻ってきたので、申請~許可が降りるまでの期間は約2ヶ月。3ヶ月以内にはなんとか、、、と申請センターで言われていたのでまあこんなもんだろうという感想です。

いつ終わるのかわからない状況が続くのは心臓に悪いなと思いました。もういっそのこと渡航して現地で許可が降りるのを待とうかな、という気持ちにもなりましたが、パスポートが手元にありませんからそれもできません。

ノルウェー語の勉強をして待っていました。

住民カードをゲットする

いよいよ渡航が可能になったわけですが、もう1段階やることがあります。現地の警察へいき、住民カードを発行してもらうこと。滞在許可をもらっている証拠になるもので、口座開設に必要なものらしいです(そのほか、どのような場面に必要になるのかはまた別のブログで書こうと思います)。

手続きは、UDIのサイトから警察へ出向く日を予約し、出向く。いま分かっているのはこれだけ。

期限は渡航から7日以内らしいのですが、無理な場合は一番早い日付でもよいみたいです(と届いた書類に書かれていました)。ぼくの場合は渡航予定日の2週間後が最速だったので、どんな結果になるのかちょっと不安です。

こればかりは現地にいってみないとわからないですね。この点ものちほどまとめようと思います。住民カードの発行、滞在先探し、仕事探し、などなどを一緒くたにしたブログを書こうかな。

まとめ

改めて流れをまとめると

  1. UDIへの登録→支払い
  2. 書類の用意
  3. VFS東京で申請手続き
  4. 2〜3ヶ月のあいだ待つ
  5. 渡航して住民カードを取得

となります。

ビザがいつ降りるか分からないのに海外保険を購入しなければならない点が面倒です(あとで変更できるのですが)。

ABOUTこの記事をかいた人

編集者。メディアづくり・チームづくり・コーチング(編集の)が得意。生きづらさを市場化すべく試行錯誤中。薬を飲むの苦手、手数の多い単純作業苦手、声の大きい人苦手、飲み会苦手。根性叩き直し中。目標はリオネル・滅私。