HTMLを勉強中していたところ「マークアップとはそもそも何なのか」「マークアップの意味って?」という疑問が浮かんできました。
初心者なりに、こうなんじゃないかな、と考察したメモです。
マークアップとは、文章の構造化
マークアップという言葉の雰囲気から、マーク&アップ、つまり機会が文書(人間の言葉で書かれたテキスト)の意味を理解できるように目立たせることだと思っていた。
が、どうやらちょっと違うらしい。
マイナビクリエイターによれば、
マークアップとは文章を構造化していく作業です
とある。
構造化とは、別の言葉で言えば、区切りをつけて、内属・外包の関係を明らかにしていくこと。その他には、言葉に意味付けをしていく役割も含んでいると思う。
構造化していくことの目的は、文書の内容を機械(ブラウザや検索エンジンのクローラー)が適切に解釈できるようにすること。
Webライティングではざっくり、タイトル、見出し、本文、という構造化がありますが、これは読む人が文章の内容を把握しやすいための工夫だ。
タイトルでは30文字くらいで文章の根幹を示し、見出しではその段落の内容を反映する。本文ではその詳細を示していく。
一方でマークアップは、機械に、ココはタイトル・ココは見出し、という風に何が書かれているのかを示していく作業になると思う。だからWebライティングとマークアップの考え方はけっこう似ているかな。
マークアップの意味:SEO的な観点から
「SEO対策 ≒ マークアップ」とみても差し支えないのではないか。
マークアップとは、文章を構造化することで、ブラウザやクローラーに対して文章の内容を適切に伝えるための方法だ。
ライティング的な見方でいえば、ブラウザもクローラーも読者である。
だからブラウザやクローラーにとって解釈のしやすい書き方をすることが適切なマークアップになる。
だからディレクトリ構造がめちゃくちゃだったり、
要素名の用い方がトンチンカンだったりする文章は駄文だ。
マークアップ、めちゃくちゃ重要やん。
とはいえここの美学は一般ユーザやサイト制作を依頼するクライアントは門外漢だから、納期とつくり込みの線引きが大切になってくるのだろう。
ここ、フリーランスの勝負どころな気がする。
文章を書くことは言葉の並び方を調整すること(つまり構造化)だから、マークアップにもそれを応用して、ブラウザやクローラーに奉仕することは可能だ。
法人は豊富な資金が武器だけど、コミュニケーションコストや納期が完成度に対するボトルネック。一方のフリーランスは資金は少ないけれど、自作するものに関しては納期は特に無いし、いくらでも労働力を投下できる。
きっとここが勝負どころだなー。
まとめ
マークアップは、文章を構造化して、ブラウザやクローラーに奉仕すること。
特にSEO的な観点からいえば、クローラーへの奉仕が重要。
読者に奉仕するという感覚は、Webライティングで培ったものが応用できそう。