どーも、えーたです。
ぼくは現在高知県に住んでいるのですが、「なぜ高知?」ということをよく聞かれます。ここは正直自分でもよくわかっていません。ひとことで言うならば「勘」で、知り合いがいるとか、ゲストハウスのヘルパーに運良く採用されたとか、多少なりとも「いける…!」といった匂いを感じとったからではないでしょうか。
ライフスタイルの模索というか、実験的にとりあえず移住してみた次第です。
半農半Xを目指しているので、とりあえず田舎見学をばとわたくし行って参りました!
高知県の土佐町に暮らしているわたぬきさんお宅「笹の家」にお邪魔してきました。奥さまと子供2人(もうすぐ3人)と仲睦まじく暮らしてらっしゃいました。笹の家についてはコチラのブログでその暮らしぶりが大変丁寧に紹介されています。ぼくのブログではわたぬきさんの「暮らし」に対する言葉や考えをお届けします。
暮らすことを、少しずつ手の中に戻していく
今までは、自分たちの暮らしを周りにまかせ過ぎていたんじゃないかな。食べものも、エネルギーもそう。全部お金を払って買っていたから、お金がなくなったとたんに生活が苦しくなっちゃう。うちには薪があるし、食べものも自分たちでつくれる分はつくってる。水も引いているからね。本当はもう一本引きたいんだけど、山が険しくてなかなか(笑)
ぼくの見た限りの世界では、現代はとりあえずお金があればなんとか暮らしていけるようになっています。でも、お金がなくなった途端に生活ができなくなるなんて、ちょっと危ないようにも感じます。全てを周りにまかせるのでなく、少しずつ、自分の手の中に戻していくことがこれからの暮らしに求められるのではないでしょうか。
そういったスタイルをとっている人はたぶん増えてきているし、ぼくもそういった暮らしを目指しています。消費者から生産者へ、といった感覚ですね。この感覚はヒジョーに大切だと思っています。
昔に戻るわけではない
ぼくたちは循環する暮らしを目指しているんだけど、なにも昔に戻るってわけではないよ。自然の循環の中に自分たちが暮らしていくのであって、現代のいいところは取り入れていく。全部むかしに戻ればいいっていうのは多分むりだし、それは暮らしていくこととは違うんじゃないかなと思っていて。
循環する暮らしと聞くと「昔に戻る」といったイメージをする方が少なからずいらっしゃると思います。たしかに、先人の知恵を享受しながら暮らしていくことは間違いありませんが、全てを昔に戻す必要性はないですよね。ぼくもそう思っています。おもいきりライターやっていますし笑
半農半Xの部分には、ゴリゴリのITが入ってもぜんぜん機能すると思っています。ライター、デザイナー、エンジニアでもなんでも全然オッケーじゃないですかね。クリエイティブ系と農のある暮らしはヒジョーに相性がいいと思います。農「業」までいかないのがミソですね。作物をつくることで稼ごうとすると、よほど希少価値がない限りは量産せざるを得ません(農業はしたことないのであくまで推測ですが)。
ただ、暮らしていく
循環する暮らしを目指しているって言ったけど、なにも特別なことをする気は全然なくって。派手なことをしたいわけでもないし、なにか大規模なことをしたいわけでもない。「ただ暮らしていく」ってのをしていきたいね。ぼくらがただ暮らしていくことで、例えば遊びに来ただれかが何かを感じて、それを持って帰ってくれればいい。
しびれました。
「ただ暮らしていく」
このひとことに全てが詰め込まれているような感じがしました。
思えばぼくも色々とやりたいことはありますが、ただ暮らしていきたいだけなのかもしれません。
各々にとっての「暮らし」をみつめて、それを実践していくだけ。とってもシンプルですね。
わたぬきさん宅にはハイテク機器や高級車、テクノロジーの結晶みたいなものはなにもありません。
何もないけど全部ある、というのを肌で感じました。
「豊かさって、なんだろうな」
と、ひとつの疑問が浮かんでくるような、ヒジョーにいい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
田舎見学レポートは以上です。いやー楽しかった。
