日本語を学び直すなら『日本語練習帳』がおすすめ

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漢字、ひらがな、カタカナ。
日本語にはこの三種類が入り交じる。
日本人なのに、日本語についてこれ以上の説明ができない

いま、ドキッとした人には『日本語練習帳』をおすすめしたいです。

自分の扱う日本語に自信がなかった

ぼくはライターとして仕事をいただいているものの、自分の扱っている日本語に対しては自信がありませんでした。読みやすいと評価いただいているし、仕事も継続発注してもらっているが、果たしてこのままでよいのだろうかと。

2年目か3年目に入ってからのことだったと思います。自分がなぜこの言葉を使って書いているのかを説明できないことに不安を覚え、それを解消したい一心でした。なにかよい教材(もしくは先生のような人)はないか探していくなかで『日本語練習帳』に出会いました。

目次を拝借すると

第一章…単語に敏感になろう
第二章…文法なんか嫌いー役に立つか
第三章…二つの心得
第四章…文章の骨格
第五章…敬語の基本

こんな風になっています。単語から文法それぞれの章には練習問題が設けてあり、それを解いていくことで自分にどれだけ日本語の基礎力があるのかが採点できるようになっています。自分の現在地がわかるということです。

日本語を学び直すことで自信がついてきた

まだすべての問題には回答できていないのですが(第四章に取組中)、以前よりは言葉に対する自信がついてきました。ここでいきなり質問ですが、あなたは「思う」と「考える」の違いを説明できるでしょうか(ぼくはこの本を読むまで説明できませんでした)。

その違いを端的にいうと、

思う…心の中にひとつのことを強く浮かべている。
考える…複数の情報を比較検討している。

例えば、今日の晩御飯はカレーライスが食べたいとか、恋人のことを想像するとか、ペットのことを思い浮かべるという行為は「思う」です。それに対して夕飯のおかずを生姜焼きにしようか餃子にしようかと比べたり、あのアイドルとこのアイドルはどっちが好きかなどと浮かべたり、今日はどの服を着てでかけようかという風に比較検討する行為は「考える」にあたります。

ここで何を学んだかというと「言葉には意味の境目がある」ということです。そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、思うと考えるというような似た言葉は数多くあります。例えば「明白」「明確」「明晰」「鮮明」という言葉。

違いをハッキリと知った上で使い分けている人は少ないと思いますが、それぞれが別の言葉として存在している以上、何かしら違う点があるはずなのです。これが「意味の境目」です。意味の境目を意識して言葉を使うようにすると、以前よりも堂々と書いたり話したりできるようになりました。

同時に言葉に対する察知力のようなものも身についた気がしています。意味をしっかりと鷲掴みできるような。まずは本来の意味を知る。そして会話などのやりとりの中で生じた文脈上の意味を想像したり感じ取ったりするようにしています。

仕事が捗るようになった

日本語を勉強した副産物としては、仕事が捗るようになったことが挙げられます。言葉選びに迷いが減ったぶん、コミュニケーションが以前よりもスムーズになったからだと思います。あとは(以前よりも)堂々とした態度が相手に信頼感を与える効果があるのかもしれません。

意味の違い目を意識するようになってから、やりとりの流れや相手の意図に対する感度が向上したのだと思います(といってもまだまだ足りないのですが)。

日本語を学び直したい人、この春から国語教師になる(けど自信がない)方、外国人に日本語を教える機会がある方、『日本語練習帳』おすすめです。

 

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