自尊心とその仕組みについて考えてみました。
自尊心とは「自分の人格を大切にする態度」(goo辞書しらべ)です。
もう少し噛み砕くと「自分自身を肯定する態度」です。
ありのままで、いいんだよ。と。
そこでわたくし考えました。
人(主に年下)にやたらとアドバイスとする人は、
自分に自身がないのではないか?と。
ぼくは学生時代に一人旅をして、どんな生き方があるのかなーと模索したことがあります。
ゲストハウスに泊まって、会う人あう人に「なんでいまのライフスタイルになったんですか?」
と聞きまくっていました。
サラリーマン、転職活動中、旅人、作家、引退し、資産(不労所得)暮らし、
人それぞれ、本当にいろんな人生を歩んでいました。
ああ、正解なんてないのだなと思いました。
当時はとにかく模索中で、いろんな人の話を熱心に聞いていたので
頭の中がごちゃごちゃになっていました。「あれなにがしたいんだっけ」みたいな。
what Do I want to Do? ですよまさに。what? what? what?
で、就活中もゲストハウスに泊まって同じようなことしてたのですが、
たまにやたらとアドバイスをしてくる方がいるんですね。
ああした方が良い、こうした方が良い、と。
ぼくが年下と分かるやいなやガンガンと。
当時は「おおっ、わざわざ親切だ聞いておこう」と一生懸命聞きました。
でもなんか、違和感を覚えていたんですよねー。質問すると
「あーそれはゆとりの発想だねー」なんて言われたり。
これたぶん「自分はアドバイスをしている故に優れている」
っていう感覚が欲しいが故の行為です。無意識でしょうね、おそらく。
自尊心がどうのこうの考えて動く人はそうそういないでしょう。
日本においては年上が偉いみたいな謎の風潮があるので、
年下の方がはるかにアドバイスしやすいですものね。年を重ねても別に偉くはならないでしょ。
この類いの人は相手が年下とわかると急にアドバイスをしてきます。
この行動を自尊心を高めるためのものと仮定すると、
自尊心は、自分の下に人を持ってくることで高めることが可能。
でもこれは美しくないですね。
ぼくも、年下に「なんとなくアドバイスしたい感」を抱いたことがあります。
いま思い返すと、自信がなくて、アドバイスをして自分優れてる感を得たかったのでしょう。
実際は、やたらめったらアドバイスしたところで何もいいことないですからね。
聞いてもいないのにガンガン話しても迷惑なだけ。
年下に自分の経験をベラベラ語っちゃっている時なんかは注意が必要ですね。
無意識の自尊心に操られているかも。