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文章力を鍛えるには、まずは〇〇に敏感になろう

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こんにちは。エーサです。

文章力を鍛えるにはどうしたらよいのでしょうか。
これはライティングや編集の仕事をしているぼくも、日々模索中の課題です。

もちろん書くことが大切なのですが、やみくもに書いても焦燥感が否めません。
いろんな本を読み漁っています。

そんな中で『日本語練習帳 (岩波新書)』という初心者にもとっても優しい本に出会いました。

ヒジョーに参考になる答えが書いてあったので、
ぼくの経験と合わせて文章力を鍛えるコツを紹介します。

文章は単語の組み合わせ

文章は一つ一つの単語で成り立っています。文章はほぐしていくと、結局は単語に達します。単語は建築ならば煉瓦(れんが)に例えられるでしょう。

煉瓦はその一つ一つが同じ形に作られていて、適切に配置されます。
煉瓦ならば形が均一ですが、文章を組み立てる煉瓦である単語は一つ一つ異なっていて、文章の中でお互いに微妙に応じあいます。だから、まず単語の形と意味に敏感になりましょう。

日本語練習帳 (岩波新書)より)

テトリスを想像すると、もっとわかりやすいかもしれません。
ブロックの形が一つ一つ異なるため、適切なところにはめないとゲームオーバー。

上手にハマれば揃った段のブロック消えていって、よりたくさんのブロックをピタリとハマるようにするゲーム。

言葉は目で見るとただの文字ですが、意味や形を持っています。
その組み合わせ方のうまさが、文章の良し悪しにつながります。

だから、まずは単語に敏感になることが大切です。

意味の”範囲”を捉える

単語に敏感になるというのは、意味の“範囲”を感じること。
言葉の意味をよく咀嚼することです。

突然ですが、次の問題の答えを考えてみてください。

・「思う」「考える」を使った文を3つずつ考えてみてください。
・次に「思う」と「考える」の違いについて説明してください

日本語練習帳 (岩波新書)』より









いかがでしたか。
「思う」「考える」という使い慣れている言葉の割に、けっこう難しかったのではないでしょうか(答えは本書にてご確認くださいませ)

難しかった理由は、以下の図にあります。


斜線は、意味が重なっている部分(範囲)。
上の図は重なりが小さく、下の図は重なりが大きくなっています。

重なりが大きいほど、似たような意味の言葉として捉えてください。

意味の違いを理解するには、この図が重なっていない領域を把握することが必要です。
わざわざ異なる言葉として生まれているわけですから、どちらか一方しか担当できない領域があるんはずなんです。

ですから単語を見たときに、この感じをイメージすることが文章力を鍛えることにつながります。

文脈を感じる

では意味の範囲があるとして、人はどのようにして、いま見ている単語の意味を読み取るのでしょうか。

その答えは“文脈”にあります。
数式風にしてみると

単語/文脈 =意味

こんな感じです。

単語と単語の組み合わさって、一つの文が出来上がります。
さらに、文と文とが組み合わさって、文章となっていきます。

すると、山から海へと川の水が流れるように、文章にも流れが出来てきます。
脈というぐらいですから、血管のように枝分かれしています。

単語単体ではなく、その単語と、周りにある単語との関係の間で意味が発生します。

ですから文章の中にある単語の意味というのは、まず意味の範囲があって、次いで単語と単語の間、文と文との間に意味が発生していくことになります。

意味の範囲を感じると同時に、全体の流れも感じ取りましょう。
川に水が流れていくような、体全体に血液が巡るような、あちらからこちらへ時間が流れるような。

“流れ”を感じる意識をもつといいと思います。

 

オススメの勉強方法

なにから始めればいいかわからないという声が聞こえてきましたので、オススメの勉強を紹介します。

漫画で理解する

活字に苦手意識がある(でも勉強したい)人は、マンガから始めると取り組みやすいです。

マンガは文字量も少なく活字が苦手な人でも取り組みやすいようになっています。

コマ割りや吹き出し、効果や表情など、視覚的(直感的に)に文脈を感じられるためです。

ぼくのオススメは「まんがで読破シリーズ」です。
漫画を読みつつ名作に触れ、教養も深めることもできます。

雑談の中で学ぶ

試しに、同じ言葉を繰り返さないように雑談してみましょう。
これだけでもけっこう効果がありますよ。

小説を読む

小説が好きな方は、言葉から発生するイメージを普段から感じ取っているはずです。
普段よりちょっとだけ長く、言葉から発生するイメージを観察してみてはいかがでしょう。

 

まずは、単語に敏感になろう

以下、ポイントのまとめです。

  • 文章は単語の組み合わせ
  • 意味の範囲を感じる
  • 文脈(流れ)を感じる

まずは「単語」に敏感になりましょう〜。
『日本語練習帳』は、文章に関わっている方は必読の本だと思います。
そうでない方も、ひとつの教養本として持っていて損はないと思いますよ。

それでは。

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About エーサ(Eita Sato)

移動型のライター・編集者。3ヶ月〜1年スパンで拠点が変わる。得意ジャンルは旅・ライフスタイル・テクノロジー。インタビューが好き。 趣味は旅・読書・ランニング・喫茶店巡り。旅は、現地に紛れ込んでその土地の空気感を肌で感じ取るスタイル。

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