セブ島留学に来てから3ヶ月半。理屈野郎のぼくが感じる日本語と英語の違いを理屈っぽく紹介します。

どーも、えーたです。

セブ島に来てから約3ヶ月と半月が過ぎました。早いものです。日本を出発した時は気温が3℃くらいで、セブ島についたら30℃くらいで、くそ暑いなかジャケットを着ながら移動をした思い出があります。3ヶ月半くらいたって、英語学習についていろいろと見えてきました。今日は日本語と英語の違いについて理屈っぽく備忘録を書くことにします。

 

理屈が好きな方はお付き合い下さい。嫌いな方はそっとディスプレイを畳むorブラウザを閉じて下さい。

 

そもそも違う言語である

「英語を学ぶ」というのは厳密にいうと「新しい言語を習得すること」です。幼少期に言語を獲得したのとは要領が異なります。超知的な行為をやろうとしているわけで、修得するのにそれなりの時間がかかります。

 

ぼくは、全く違う言語を学ぶという意識で臨んでいます。

 

構造が違う

英語は文を作る際、その構造に縛られます。文法には基本の5文型というのがありますね(SVOとか、SVOOとか)。5文型についてはこちらのサイト(http://eigogakusyu-web.com/grammar/003/)の解説がけっこうわかりやすかったです。

 

ぼくはこの本で勉強をしました。

で、構造に縛られるっていうのはどういうことかと言うと、SとかVとかの順番を入れ替えられないということです。これが日本語との大きな違いです。日本語ではこれが入れ替え可能で、文脈によっては主語がなくても成立します。

 

例えば、告白を例にとってみましょう。

 

日本の場合は「好きだ。」みたいに表現できます。
ところが英語では「I love you」と言いますね(実際は知りませんが)。

 

ここで日本語に注目すると「好きだ」という動詞しかありません。でも、通じますね。ところが英語では「Love」だけではなにがなんだかわかりません。I とyouがあって成立します。そしてこれらは入れ替えることができません。

 

You love me とすると、意味が全く逆で、しかも傲慢な感じになってしまいます。あなたは私を好き(なはずだ)みたいな意味合いになってしまいます(たぶんこんな言い回しする人いないと思います。)

 

とまぁこのように、英語で文章をつくる時は、その構造がヒジョーに大事になります。日本語では主語がなくてもオッケーだったり、動詞と目的語が入れ替わっても通じたりします。

 

私は、あなたが好きだ(SOV)。
私は好きだ、あなたのことが(SVO)。
好きだ、あなたのことが(VO)。

ね、どれでも通じるでしょ。

 

使う音が違う

日本語で使う音は「あ・い・う・え・お」の母音と、子音+母音、と「ん」ですね。

 

基本的に母音と子音がセットになります。対して英語は、子音で終わる音が数多くあります。日本語は母音で終わる音がほとんどなので、そもそもの音が違うのです。この辺りは、発音の練習をしていくとだんだんと肌感覚で理解が進んでいきます。

 

使っている音が全然違います。

 

使う筋肉・息の使い方が違う

英語学習をして(1日に100分程度)やく3ヶ月が経過しましたが、顔の筋肉や息の使い方に変化がでてきました。ぼくは発音矯正の授業をうけているのですが、この練習はかなり疲れます。

 

どうも日本語はあまり息を使わずに話していて、いっぽうで英語はたくさんの息をつかうらしいのです。また口の動かし方も違います。「い」のような形をつくりながら「え」のような音をだしたり。

 

日本語にはない動きです。たくさんの息を使うのでそれなりの筋肉が要りますし、顔の筋肉も英語に適したものが必要になります。発音矯正は、さながら筋トレのように感じています。この辺の説明はかなり難しいのですが、これらの違いがわかってくると「音を響かせるポイント」に気づくようになります。

 

vとか、theの「th」の音は前歯の上あたりで音を振動させます。ぼくはこれがちょーう苦手で、いっつも先生に指摘されます。音によって響かせるポイントが微妙に違っていて(口の中の真ん中だったり前だったり)、意識してみるとけっこう面白いです。

 

日本語の場合は、バイブレーションのような響かせ方はしないですね。

 

脳の構造が違う

これはけっこう抽象的なのですが、英語と日本語では脳の構造が全然違う気がしています。人は言葉を使って思考をするので(無意識の場合はたぶん違いますが)、日本語で思考をする場合と英語で思考をする場合では脳の担当領域が異なります。

 

あと、日本語と英語では文字や単語のもつ情報量(質量)が違うので、処理速度もそれによって異なってきます。たぶん英語の方が質量は軽く、文法も構造に支配されているので、言葉や文字を組み替えたりするパターンが単純だと踏んでいます。

 

だから英語で思考をするのはどういった感覚なのだろうか、ということに非常に興味があります。まぁ英語学習において重要かというとよくわかりませんが、ぼくは「英語で思考する」ことが英語学習のモチベーションになっています。

 
 

違いを理解するとどうなるか

違いを理解するとどうなるのか、ということも考えてみました。仕事の役に立ったり、また英語学習においては、勉強方法に工夫ができるようになると思っています。

 

例えば仕事では、翻訳業務に役立つとふんでいます。ニュアンスの違いをうまぁく捉えられるんじゃないかと。
英語では文法上こうなっているけど、日本語ではこんな風にした方が、それらしさが損なわれずに済む、みたいな。先ほどの告白を例にとれば「I love you」を「私はあなたが好きだ」ではなく「好きだ」とか「月が綺麗ですね」といった風に訳すことができるわけです。

 

英語学習の工夫に関しては、使う音や・筋肉が違うことを踏まえた学習方法が考えらます。例えば英語を話す時はここの筋肉を使うから、そこが鍛えられる練習をしよう、といった風に。ぼくは「th」の発音がめちゃめちゃ苦手なのですが、響かせる場所・使う筋肉を意識することで割と早く上達しました(まだまだ不安定ですが)。

 

また使う音が違うという点は、聞き取り方に工夫ができるようになります。最近はメロディを聴くような感覚で聞いています。好きな歌を耳コピする感覚に近いですね。でもぼくは軽い難聴なので、聞き取れてない音がある気がします。

 

あとは子音の聞き取りに気を使っています。日本人は子音+母音の発音に慣れているので、どうしても母音を付けた音として認識しがちです。例えばPut(置く)という単語を聞き取る際に最後の「t」に注力して聞きます。それも、好きな音楽のメロディを聞くような感覚で。そして音だけを真似します。今まで発音したことのない音なので始めからはできないのが普通です。そのうちできると信じてます。

 

 

まとめ

ぜんぶ理屈上の話ですが、違いがわかると勉強方法も自ずと思いつくようになってきますよ、というお話です。
ぼくの帰国予定日は10月の8日です。果たして結果やいかに…!

ABOUTこの記事をかいた人

編集者。メディアづくり・チームづくり・コーチング(編集の)が得意。生きづらさを市場化すべく試行錯誤中。薬を飲むの苦手、手数の多い単純作業苦手、声の大きい人苦手、飲み会苦手。根性叩き直し中。目標はリオネル・滅私。