当記事では【コスト削減】という観点から、ホームページの文章作成をライターに依頼するメリットについて解説しています。
「ホームページの文章って、どうやって書けばいいんだろう」
と悩んでいる経営者や制作担当者のお役に立てると思います。
ホームページ上の文章=営業マン
文章=営業マンという捉え方は以外かもしれません。
しかし広告=画像やテキスト(や動画)による営業という風に見ると、ホームページ上の文章も営業行為を行っているといえるのではないでしょうか。
新規開拓先のリスト作成やアポイント、商談の設置や訪問こそできませんが、ホームページに訪れてくれた人への営業をしてくれます。
初期費用はかかりますが、いちど書いてしまえば半永久的に営業をしてくれます。またライターの書く読みやすい文章は、営業でいう【受付突破】にあたるとも考えられます。
読者は「読みにくい」と感じた時点でホームページから離脱してしまうためです。読者を引きつける=受付突破と考えれば、わかりやすい文章=優秀な営業マンといえるのではないでしょうか。
成績評価は半年単位で行う
文章に対する評価はなかなか難しいもの。一番は「読みやすさ」になると思いますが、その評価は人によってマチマチです。
となると定量評価(売上にどう貢献したのか)をしたくなりますが、これもどれくらいの期間が妥当なのかわかりづらい。
そこで提案したいのが「半年単位での評価」です。
ホームページの評価は、検索エンジンと訪問者(お客さま)の双方から受けます。
▼検索エンジンからの評価
検索エンジンへの登録→ロボットがホームページを回遊し、評価をする。
▼訪問者からの評価
ホームページを閲覧し、商品やサービスを利用する際の体験をイメージする。
まずは検索エンジンの提供するロボットがホームページに訪れます。その評価が向上することで訪問者が増加し、訪問者が増加することで閲覧データが蓄積します。
自然なクチコミの評判は、ユーザーと Google の両方でサイトの評判を高めるのに役立ちますが、質の高いコンテンツがなければ生まれません。
(検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
より)
ここでは、質の高いコンテンツ=読みやすい文章だと考えて下さい。また同ガイドラインでは、オフラインでの宣伝も勧めています。
会社やサイトのオフラインでのプロモーションに努力することも効果的です。たとえば、会社のサイトがある場合は、そのURLを名刺、レターヘッド、ポスターなどに必ず掲載します。
また、メールを使って定期的なニュースレターをクライアントに送信し、会社のウェブサイトの新しいコンテンツについて知らせることもできます。
ホームページが検索エンジンに登録されたあとは、オフライン経由での誘導も効果的だということですね。
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『WACUL』というWebコンサルティング会社のプレスリリースには、オウンドメディア運営による費用とCVを記録したグラフがありました。
その資料によると、CV(売上と思われます)が費用を上回ったのは11ヶ月目から。
効果が観測できるまでには時間が掛かることがわかります(オウンドメディア運営なのでコーポレートサイトとはやや異なりますが)。
以上の理由から、ライターの書いた文章を定量評価する場合、半年単位での評価をおすすめします。半年という期間は完全に肌感覚ですが、短くても3ヶ月は必要に思います。
ライターの仕事は”文章を書く”だけではない
ライター=文章を書く仕事 というイメージをされると思いますが、その裏側では意外にも多くのことを考えます。
▼筆者(ライター歴4年・編集歴3年)の場合
└商品・サービスの主な利用者と競合サービス
└商品・サービスの競合優位性
└利用者が購買に至るまでのプロセス
└ホームページの検索エンジンからの評価(言葉の配置)
└訪問者に“伝わりやすい”言葉づかい
└訪問者に“刺さる”言葉づかい
といった視点も加味して文章を作成します。
お客さまに役立つことができて、かつ競合には無い魅力を、わかりやすい言葉遣いで説明する必要があるためです。文章の冒頭で心を掴む必要もあります。
市場のこと、商品・サービスの特徴やお客さまのこと等をある程度理解した上でないと、効果的な文章を書くことが難しいのです。
仕事における割合としては、文章を書く前の情報収集や整理の方が多いかもしれません。
おまけ:営業マンの、説得力が向上するかもしれない
ライターに文章作成を依頼するオマケ効果として、営業マンの言葉づかいが上手になることが挙げられます(推測ですが)。
わかりやすい説明文が手元にある=説明上手な上司がいる といった状態に近いため、説明を真似ることができます。真似していく間に自分自身も説明上手になる、という寸法です。
【わかりやすい説明 × 営業力】によって成約率向上が期待できるかもしれません。
まとめ:ホームページの文章作成にはライターを有効活用しましょう
ライターの有効活用は、売上増加施策というよりはコスト削減施策と捉えるとわかりやすいと思います。
削減されるのは主に【コミュニケーションコスト】で、主に説明時間の節約が可能です。
半分くらいはポジショントークですが、ライターを有効活用して利益率が向上する可能性は大いにあると思いますよ。