つづいてふたつめ
Work Value Inventory(働くことの価値:WVI) を公開します。
この指標からは何がわかるのか?
この項目では、自分が仕事において重視していることを整理します。あとは、
生活の中で仕事の比重がどれくらいか?
ということもわかります。
重要していること/充足していること
の2つの軸から、重要度が高い項目、低い項目、そのうちで充足している(満たされている)項目、そうでない項目をあぶり出します。
つまり
1:満たされている/そんなに重視していない
2:満たされている/重視している
3:満たされていない/そんなに重視していない
4:満たされていない/重視している
こんな風に見ていく感じです。
満たされているかつ、重視している項目は仕事における楽しみであり、これが失われたらけっこうモチベーションが下がってしまうもの。満たされない環境にはいたらストレスフルになる。
満たされているかつ、そんなに重視していないものは、「あって当たり前」のような感覚に思っているような項目で、モチベーションをあげる効果は期待できないものの、なくなったら困るかも?という領域。
という風に、4つの領域に項目を分類して、自分にとって大事なものはなになのか、その中で満たされているもの(またはそうでないもの)は何なのかを発見していきます。
その過程で、自分は働くことに対してこんなことを求めているんだな、こんな働き方をしたいんだな、そして現状はこうなんだな、項目をあぶリだしていくという感覚です。
この項目、なんと39個もあるんです。
しかも、影響のでどころ、どこから影響を受けるのか?ということまで示してあるんです。
おおきく3つにわけて
・仕事そのものから受ける価値
・職場から受ける価値
・組織に所属することから受ける価値
としています。
ちょっと難しくなってしまったかもしれませんが、まとめると「自分が仕事において重視していることが、あぶり出すようにわかってくる」のです。ワークシートには手引きがあるので、とくに専門的な知識は要りません。
診断結果
以下、手引き通りに取り組んで重視すべき項目を割り出したものです。
重要で、いま満たされているもの
興味・関心との合致、仕事のペースや自由度、専門性の発揮、創造性の発揮、同僚の知識・経験の深さ、変化に富んだ日々、職務の幅広さ
重要なのに、いま満たされていないもの
知識・技術の向上、判断の合理性、オフィスの設備・環境、経営方針・戦略への共感、仕事の成果の見えやすさ、現在の給与水準、リスクへの挑戦、健康、恋人
そして見えてきたベスト5(と詳細)
仕事のペース・自由度
働き始め、終わり時間、場所にしばられないこと。
専門性の発揮
プロとして、仕事に取り組むこと、依頼されること。
創造性の発揮
単純作業ではなく、工夫が必要で複雑な仕事に取り組むこと。
健康
身体・精神ともに健やかに感じること
現在の給与水準
利益ベースで30万円。月に10万円の貯金
(これは実際に稼いでいる金額ではなくて、現在の目標です)。
このうちの上位3つは「仕事そのものから受ける価値」でした、健康は39の項目とはまた別に設けられている特別な項目。現在の給与水準は組織に所属することから受ける価値(組織に所属しているわけではないので、給与というよりは自分の売り上げや利益のことですかね)。
仕事のペースや重度、専門性の発揮、創造性の発揮など、仕事から受ける価値を大変重視していることが見えてきました。
プロとして仕事を依頼されて、かつ仕事のペースや自由度を確保し、単純作業ではなく、ある程度複雑なものに取り組みたいという具合ですね。なるほど、こうして客観的な検査結果を眺めると、求めているレベルが高いような。
でもこれらは現状は満たされているので、ライターという仕事は自分にはあっているのかもしれません。「プロとして依頼される」という項目は、まだまだ実力不足・経験不足が否めないので、下請けライターをしている限りは売り上げを増やすのはどうても時間がかかりますね。
たくさん仕事をするしかない。とはいえ身体が資本なので、やっぱり今の生活を丹念に続けて徐々に体力をつけていくしかなさそうです。
とまぁ、こんな風に考察をして自分の現状を客観的に見つめて今後の方向性を考える材料にしていけるわけですね。検査結果はもっともっと、たくさんのことが見られるのでちょ〜う細かくい分析までできると思います。
まぁ分析すること自体が結構しんどいですが。キャリア診断のプロフェッショナルの方々は、こういった項目の分析も仕事の範疇になっていそう。